こんばんは、ドローンパイロットのふみや(@fumiya1223)です。
海の近くでドローンを飛ばしていると、よくおじちゃんに話しかけられます。
「ドローンってどれくらい飛ぶんだ?」
ドローンを初めて見た人・ドローンの知識が無い人から必ず聞かれる質問の1つです。
この「どれくらい」という単語には3つの意味があると考えます。
- どれくらいの範囲を飛行することが可能か。
- どれくらいの高度まで飛行することが可能か。
- どれくらいの時間、飛行することが可能か。
回答すると「飛行させるドローンの種類によって異なる」です。
なので今回は、一番メジャーなDJI社のPhantom4を例にして書いていきます。
Phantom4
Phantom4とは、中国のドローンメーカーDJIが開発・販売する空撮専用のドローンです。
ドローンメーカー世界シェア1位の1番人気な機種なので、世界で1番出荷されているドローンということになります。
この記事のTOP画像に映っているのが、Phantom4です。
1.範囲
Phantom4のプロポ(送信機)の最大転送距離は、3500m(屋外、障害物なし)です。
最大転送距離とは、ドローンとプロポの通信が可能な範囲です。
航空法では、目視範囲内で飛行させることを定められているので、ドローンが見えなくなるほど遠くに飛ばすのは辞めましょう。
2.高度
Phantom4の航行可能限界高度は、海抜6000mです。
航行可能限界高度とは、ドローンのセンサーやバッテリーなど各パーツが耐えることのできる最大の高度です。
航空法では、高度は150mまでと定められています。
DJI GO(DJI社の提供するアプリ)では高度150mに到達すると、警告音が鳴り機体の上昇を制御してくれます。
3.時間
Phantom4の最大フライト時間は、約28分です。
最大フライト時間とは、風や障害物などの条件が無い場合にフライト可能な最大の時間です。
この数値は、飛行パターンや天候、高度によって減少するので注意してください。
残バッテリーが少なくなると警告音が鳴り知らせてくれますが、アプリの画面内に表示されているので常に気にしながら操縦しましょう。
ぼくはPhantom4の場合、約20分です。
まとめ
- 範囲→目視範囲内での飛行
- 高度→150m
- 時間→約20分(Phantom4の場合)
「ドローンってどれくらい飛ぶの?」と聞かれることが非常に多いため、3つの観点から紹介しました。
メーカーが公式に発表している数値は、あくまでもスペックの数値ですのでギリギリを攻めるようなフライトは辞めてください。
ドローンを飛行させる際は法律を遵守し、安全運航を徹底して事故を起こさないよう意識を持ちましょう。